口が開いている方を阿形（あぎょう）、閉じている方を吽形（うんぎょう）。
阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音。
そこから、それぞれ宇宙の始まりと終わりを表す言葉とされたそうです。
法隆寺中門金剛力士像や狛犬様に見られるように、
一対で存在する宗教的モチーフとされています。
今回の個展では、細い入り口から広いギャラリーに入る時の門番のように
この一対のタペストリーがみなさまをお迎えしました。
（2017年10月個展「あ・うん」出品作品
帆布に直書／90×200cm 非売品）